レペゼン:
ストリートの定義は何だと思いますか?
DJ IKU:
”与えられた環境で、カッコいい事をする”ってのがストリートかな思います。例えばダンスで言うと、床が整った環境じゃないと踊れないってのはストリートじゃないなって思いますね。
レペゼン:
おー!!なるほど!!
DJ IKU:
「コンクリートだろと、どこだろうと別に踊れるよ!」っていうのがカッコいいと思うしストリートかなって思いますね。だから俺はパーティーにゲストで呼ばれても、あんまり自分のミキサーを持って行かないんですよ。与えられた環境だけで、いかにカッコいい事をするかっていつも考えてます。
レペゼン:
それすごいカッコいいですね!!
現場によっては、DJセットが全く見たことのない物って時もあるんですか?
DJ IKU:
全く見た事ない物ってのはないけど、「うわー今日はこれか、頑張ろう」って時はありますね。笑
レペゼン:
そういう時もあるんですね。笑
DJ IKU:
それでも文句言わずカッコいい事できたら、DJとしても成長できるんじゃないかなって思ってます。
レペゼン:
ストリートで稼いで行くためのポイントは何だと思いますか?
DJ IKU:
やっぱり勇気を持って、自分の個性を貫く事がまずは大切だと思います。俺が心で全員に中指を立ててた時代のようにじゃないけど、どこかでエッジを効かせるというか、個を出して行かないと飲まれるだけですからね。
レペゼン:
なるほど。
DJ IKU:
現場でみんなで仲良くやって行くのも良いけど、どこかにオリジナリティを盛り込んで行かないと、なんとなく時間が過ぎるだけで。何となくのスキルは上がって行くかもしれないけど、そこからもう1つ突き抜けるには、どこかの瞬間でどう個性を出すのかってことが大切だと思います。
レペゼン:
個性って大切だと思うんですけど、日本人って周りに合わせがちだし、個性を出すのって怖かったりするじゃないですか?
DJ IKU:
それでも出すべきだと思います。そうするとその1つ先が見えてくると思うんですよね。
レペゼン:
個性を出すタイミングも難しいですよね?
DJ IKU:
タイミング見極められたら最高ですね。良い意味で期待を裏切るって事をした方が良いんじゃないかな。
レペゼン:
そのタイミングは難しいですよね。
DJ IKU:
そこがやっぱり勇気を持ってってとこなんですよね。
レペゼン:
なるほど。タイミング見計らってるだけじゃなくて、飛び出さないと意味ないですもんね!
DJ IKU Instagram:dj__iku
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