Interview

2021.2.18 Thu

人生を振り返る〜音楽・ヒップホップとの出会い〜/音楽プロデューサー:KMインタビュー③

ヒップホップに出会ったきっかけと、それからの遍歴。

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人生を振り返る〜音楽・ヒップホップとの出会い〜

レペゼン:
ここからはKMさんご自身の人生を振り返って頂きたいと思います!
音楽を聴き始めた時、ヒップホップを聴き始めた時について教えてください。

KM:
4歳か5歳の時にバイオリンを始めたんですよ。当時「耳をすませば」ってジブリの映画、母親が好きだったんですよね。あの主人公ってバイオリンを弾くんですけど、それで習わされた感じですね。小さい頃はクラシックを聴いてるのが、なんとなく好きだったんですよ。
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レペゼン:
バイオリンをやっていたんですね。意外でした。

KM:
それが小学生までですね。それから5、6年生の時にDragon Ash(ドラゴンアッシュ)を聴いて、衝撃を受けてミクスチャーが好きになりました。

レペゼン:
Dragon Ash(ドラゴンアッシュ)はブームになってましたからね。

KM:
これが音楽にどハマりするきっかけになりましたね。それでDragon Ash(ドラゴンアッシュ)のスクラッチも見たし、バトルDJも流行ってたので中学入ってターンテーブルを買ったんですよ。それで始めてみたら、ヒップホップが面白くて当たり前のように聴いてましたね。

レペゼン:
ヒップホップ第一波が来たんですね!
当時は何を聴いてました?

KM:
周りと同じようにNITRO MICROPHONE UNDERGROUND(ニトロ・マイクロフォン・アンダーグラウンド)やキングギドラもRHYMESTERも聴いてたし、そうなってくるとどんどん掘っていくようになって、アンダーグラウンドも面白くてTHA BLUE HERB(ザ・ブルーハーブ)周辺、Mary Joy Recordings(メリー・ジョイ・レコーディングス)周辺聴いてました。日本語ラップをむちゃくちゃ聴いてました。
ちなみに僕は今Mary Joy Recordings(メリー・ジョイ・レコーディングス)にマネージメントして貰ってます。嬉しいです。

レペゼン:
良いですね〜!

KM:
ただ国外に関していうと90’s-00’sのヒップホップも聴いたんだけどリリックが分からないから、そこまでのめり込めなかったかもしれない。

レペゼン:
なるほど!

KM:
そこに切り込んで来たのがElectro House。DJ AM(エーエム)、A-Track(エートラック)、Diplo(ディプロ)。
直感的に勢いがあってハマった。
当時、国内でもDEXPISTOLS(デックスピストルズ)とか、RapとElectroを混ぜたパーティーがカッコよくて、盛り上がって来ていた。

レペゼン:
Diplo(ディプロ)カッコいいですよね。

KM:
彼らがエレクトロの前にBaltimore Breaks(バルチモアブレイクス)とか少しチープなダンスミュージックを始めてて、これなら自分でも出来るって作るようになりました。これが第二波で、このあとはエレクトロから始まってEDM – Electronic 全般まで聴くようになるんだけど。

レペゼン:
B-more(ビーモア)では先程のDJ CELORY(セロリ)さんとの話に繋がる訳ですね。

KM:
そうです、CELORYさんの曲を勝手にRemixして渡したりしてて。パーティーでかけてくれた時は嬉しかった。
この後EDMはEDMとして箱DJで仕事になるんですよ。で、この次にトラップスタイルで第三波が来ました。

レペゼン:
なるほど。

KM:
もともと、Southって呼ばれてたRapはあんまり好きじゃなかったんですけども、
ちょっとリリックの内容とかが、リアルに感じれなくて、日本人が共感出来る部分って少なくないですか?どちらかというとNYのRapの方が好きだった。

レペゼン:
いわゆる、Black musicの系譜にあるトラップはそうですね。

KM:
そう言うのも歴史を学ぼうって姿勢で知ってたから、無理だなって思っていたんです。
だけどEDMの連中がトラップスタイルを取り入れた時に、ダンスミュージックとして倍速で取っていた感じが衝撃でした。トラップって65とか70でしょ。

レペゼン:
遅いですよね。

KM:
それを倍の130とか140に聴かせたのはEDMの系譜のおかげなんですよね。

レペゼン:
なるほど。確かにそうかもしれないですね。

KM:
EDMシーンの中ではFLOSSTRADUMUS(フロストラダムス)がトラップスタイルを最初に作ったって認識です。新しいグルーヴが頭の中で鳴ったのがこの時期でした。

レペゼン:
それが第三波の衝撃って事なんですね。
そのトラップの衝撃は何年ぐらい前の出来事なんですか?

KM:
2010年ぐらいだったと思います。たぶんトラップって言葉を日本人で初めて発したのはChaki Zulu(チャキ・ズールー)さんだと思う 笑

レペゼン:
Chaki Zulu(チャキ・ズールー)さんが初なんですか?

KM:
記憶が曖昧だけど、HABANERO POSSE(ハバネロポッセ)さんを中心にSNSでの会話があって、そこでChaki Zulu(チャキ・ズールー)さんが「これがトラップか〜」みたいな事をつぶやいたんですよ。あの瞬間、ちょっと言葉に出来ない何かがありましたね。単純に音数も少なかったから、自分にも出来ると思ったんだと思います。

レペゼン:
面白いですね。

KM:
A$AP Ferg(エイサップ・ファーグ)が「Trap Lord」とか出すよりも前の事。

レペゼン:
ダブステップの少し後ぐらいってかんじですか?

KM:
そうそう。ダブステップがうるさくなりすぎて、音数の少ないトラップが新鮮に聴こえた感じ。
だから皆よりトラップスタイルの準備期間が長いかも。

レペゼン:
トラップスタイル制作の準備期間って事ですね。
自分売れたなって思ったり、ブレイクしたタイミングとかはありますか?

KM:
kiLLa(キラ)作ってた時だったり、ブートレグをつくってDJ YANATAKE(ヤナタケ)さんに注目してもらって、インサイドアウト出たりだとか今までに注目されるタイミングは何回かあったんですよ。EDM作ってる時も、EDM界隈からこれ誰?って言われたりだとか。

レペゼン:
けっこう沢山あったんですね。

KM:
ただ、それで生活が劇的に何か変わったかと言われたら、全然なんで特にないんですよ。
一つだけあるとした去年の(sic)boy(シックボーイ)のアルバムなのかな。

レペゼン:
関ジャムでも紹介されてましたね。

KM:
あれで仕事一気に増えました。まだ放送後2日くらいなのに。

レペゼン:
それはやっぱりテレビに出た事での反響が大きかったんですか?

KM:
基本裏方なので、SNSとか私生活は別に変わらないですけど、オファーは殺到してます今。動けないくらい。

レペゼン:
でも、テレビであそこまで裏方の事をちゃんとフィーチャーしてやるってすごいですよね。

KM:
あの番組はすごいと思います。勉強になります。

レペゼン:
良いですよね!
例えばこの人から連絡が来た、ぶち上がったみたいな時はないですか?

KM:
変に若い時からずっとクラブ業界にはいるので、Chaki Zulu(チャキ・ズールー)さんとか色んな人知ってるから、皆ちょこちょこと気にかけてくれるんですよ。だからそういうのはあまりないんですよね。笑

レペゼン:
意外とないんですね。笑
じゃあ急にドンっと右肩上がりになると言うよりは、ずっとやってて緩やかに上がってきた感じですか?

KM:
そうですね。むしろ上がって下がっての繰り返しのイメージ。

レペゼン:
でもVISION(ヴィジョン)でリリースパーティーやったりと着実にやって来ていますよね。

KM:
確かにそうですね。でも実はあれ、そんなにやりたくはなかったんですよ。笑

レペゼン:
そうだったんですか?笑

KM:
いや、入らなかったらどうするの?みたいな。笑
でもそんなんでも、やったら入ったんですよ。ストリーミングの再生数も自分でも理解できないくらい多いし。よく分からないです。

レペゼン:
なので傍から見てると着実に上がってるイメージです。

KM:
そうですか?笑
ありがとうございます。

 

…続く。

KM Instagram:kmmusic_official

Interview by : bullmatic

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