Interview

2018.11.8 Thu

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軸をブラさずに挑戦し続けるハコであるために/Club Bar FAMILY店長 高山泰史⑤

人とお酒と音にこだわり、コアなHIPHOPが集う場所

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レペゼン:
渋谷には他にもたくさんのクラブがある中で、FAMILYのオリジナリティというか、レペゼンするものはどんなものですか?

高山さん:
クラブの要素って、「人とお酒と音」。この三大要素にはこだわってます。音響設備やお酒もこの規模の店にしてはこだわりを持って作ってます。あとは、FAMILYらしいコミュニケーションが取れるようにスタッフに伝えていってます。

レペゼン:
FAMILYらしいコミュニケーション?

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高山さん:
スタッフには、ツンケンしてる、愛想のない接客にはしないよう心がけてもらっています。
何か気がつく事があったら、こちら側から一声かけてあげらられる様な、「FAMILYらしいウェルカムを心がけようね」って言ってるのが、FAMILYらしさに繋がってるかな。

レペゼン:
なるほど。人と音楽と音。基本的だけど一番大事なことですもんね!

高山さん:
あとは、前の店長のRYOWさんのおかげで、FAMILYに”コアなHIPHOPをやっている場所”ってカラーが根付いたって言えるね。

レペゼン:
なるほど。DJ RYOWさんが根付かせたカラーも生きてるんですね。

高山さん:
ストリートとかメジャーシーンにどう影響力を出していくのかっていうテーマとは別に、例えば、MITSU THE BEATSくんとかgrooveman Spotとか、Nujabesとかの「世界と日本人クリエイターが集う店・FAMILY」としての顔もあります。

レペゼン:
日本発、世界と渡り合えるビートメイカーたち・クリエイターさんたちですね。

高山さん:
うん。2000年代中盤くらいだと思うんだけど、RYOWさんもメンバーとして参加していて、Shin-Skiって言う日本人ビートメーカー、ボストンのInsightっていうラッパーとのユニット、ShinSight Trio(シンサイト・トリオ)とかもうちの店のきっかけの一つで、当時とても話題になったりして。そんな流れもFAMILYのカラーになってるね。

レペゼン:
すごいですね。高山さんにとってRYOWさん大切な人なんですね。

高山さん:
俺の中では本当に大きい存在だね。お店に入る前からの付き合いで、20年以上一緒にいる先輩だから。
今でも「FAMILYに育ててもらった」って言ってくれるアーティストがいるし、RYOWさんがやってくれたことって本当に大きいと感じてます。
今度は自分たちがそんな存在になれる様、いろんな事を伝えていきたいと思ってます。

レペゼン:
今後のFAMILYはどうなっていくんですか?

高山さん:
今まで続けてきたFAMILYのカラーは、お店の基軸としてブレずにやる事が大前提なんだけど、最近自分で取り組んでいるパーティは、ターンテーブルとマイクだけじゃないものをコンセプトにやってることが多くて。今までのFAMILYには無かったところにも挑戦できるお店を目指してます。

レペゼン:
具体的にはどんなものですか?

高山さん:
バンドセットでのライブや、ミュージシャン、MC、シンガー、ダンサー達が集うセッションライブなども積極的に取り組んで行けたらと思っていて、そんな気持ちで挑戦しているパーティが今年の春に12周年を迎えました。
今までは、COMA-CHIのバンドセットライブとか、SWING-Oさん率いる45trio(フォーティファイブ・トリオ)、bohemianvoodoo(ボヘミアンブードゥー)など、多方面のシーンで活躍しているアーティスト達にも出演してもらってます。

レペゼン:
おーCOMA-CHIさん!以前インタビューさせて頂きました!

高山さん:
COMA-CHIはヒップホップ、R&B出身だけど、いろんなシーンのクリエーターと触れ合うことで、違う表現したい!バンドでやってみたい!って思うようになったんじゃないかな。あいつも感度高いからさ。

レペゼン:
なるほどーすごいですね!!挑戦する気持ち、まじリスペクトです!

高山さん:
単純に「もっとこの場所でいろんなことができるようになりたいな。」っていう思いでやってる。
そうすると、自然といろんな場所で活躍している人たちが乗っかってきてくれるようになってきて、最近では、タケウチカズタケさん(A Hundred BirdsやSuika、ぼくのりりっくのぼうよみバンドでのキーボーディスト)や、韻シストまわりの人たちも定期的に絡んでくれるようになったんだよね。

レペゼン:
バンドセットで絡めると、ヒップホップをより多くの人に聞いてもらうきっかけになるかもしれませんね!

高山さん:
今メインストリームの人たちがいいなって思う曲やライブにも、バンドでの作品やミュージシャンが参加している作品が沢山あるっていうのはそういう部分もあると思うし。

レペゼン:
確かに!みんな生音で羨ましいと思ってるかもしれないですね。今後もっとそういう人が増えてくるかも!

高山さん:
例えば、FAMILYに関わってくれていたアーティストだと、最近STUTSが星野源さんと一緒にやってたりしてるよね。そういうヒップホップがルーツにあるって人達がどんどん世の中に出てくると思うよ!

レペゼン:
STUTSさん!

高山さん:
STUTSは、ほんとドープでアンダーグラウンドなパーティにレギュラーに出てたりしてて。
パフォーマンスのスキルや音楽センスなんかは、当たり前だけど当時からすごく進化はしてて、でも、アプローチのベースは今もブレてないなって思う。それで星野源さんとやってるっていうのは、時代が追いついて来たと言えるし、”この時流に乗れるモノ”をあいつが磨いてきたとも言えるよね!

レペゼン:
本当にかっこいいものには追いついてくるんですね。

高山さん:
そうだね。自分を信じてやり続けられるかってすごく大事だよね。

…続く。

▼高山泰史(たかやま やすふみ)
Instagram:dj.tkym
▼Club Bar FAMILY
Instagram:family_1996

Interview:ABE HONOKA
Writer:中崎史菜

 

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