Interview

2019.2.21 Thu

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レペゼンインタビュー:Ry-lax 必要なものは全て、クラブで遊んでゲットする

イケてる楽曲を作り出すために必要なヒントはストリートに落ちている。

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前編で語られた、ラッパーRy-lax(リラックス)の誕生秘話。一杯のラーメンを食べるにもこだわりがあったり、自分の気持ちに正直であり続けるために「ビジネス本」を読むなど、彼のラッパーとしてのアウトプットにまっすぐなマインドは、ヘッズである我々にも学べるところがたくさんあった。
後編は、そんな彼の現在の活動に迫る。ラッパーがラッパーとして生き続けるためにできること、好きなことで稼ぎ続けることのヒントは、実は当たり前のことを、当たり前の場所で実践することなのかもしれません。

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楽曲制作について

レペゼン:
楽曲を作るときのインスピレーションはどこから受けてますか?

Ry-lax:
クラブですね。
聞いたことない曲も流れたりするし、「あ!この曲のこの感じ、今の俺に欲しいかもしれない!」って感じることもあるし、クラブで得た感覚を持ち帰って、楽曲にそのまま落とし込む感じですかね。

レペゼン:
なるほど!いいですね!遊びに行くことは大切だと思いますか?

Ry-lax:
絶対大事ですね。家にいるよりかは、外出るほうが絶対に得るものがありますね。

レペゼン:
クラブで酔っ払ってベロベロになってるイメージもありますけど…笑

Ry-lax:
それは、何かを得る代償っすね!笑
ベロベロになった対価として知識を得て帰って来てますから!笑
ただ、ぶっ潰れることはないですね。ウォー!!ってなるだけで。踊ったり、体揺らしたり、ノッてますけど、耳はだけは生きてて、ちゃんと聞いてる。

レペゼン:
すごい!楽しみながら、勉強もできるなんて最高ですね!

Ry-lax:
そうですね。俺はラッパーだけど、DJのプレイを聞くのも結構好きで、「このつなぎ最高!」とか、逆に「この曲のあと、こっちの曲つないで欲しかったー!」とか。

レペゼン:
そのあたりも、現場に行くと耳が肥えるってことですね!
家でリリック書くときはどんな感じで書いてるんですか?

Ry-lax:
リリック書くときも、酒飲みます。なんていうか思考を柔らかくするみたいな感じですね。

レペゼン:
なるほど。Ry-laxくんにとってお酒はいいアイテムなんですね!
お酒とクラブ、最高です!!

Ry-lax:
ちなみにこんな感じで、クラブでいつも踊りまくってるせいか、今度HARLEMのDANCE HOLICのイベントでダンス審査員をやらせてもらうことになりました!笑

レペゼン:
確かに、ダンスも上手なイメージありますけど、ダンスはもともとやってたんですか?

Ry-lax:
いや、全くやってないんです。独学でただクラブで踊ってるだけなんですけど。ずっとそんな感じで遊んでると、ダンサーを見ても、俺の方ができるじゃん!みたいになって来て!

レペゼン:
ライブ見たときも、ダンサーと同じレベルで、いい動きしてました!それで、審査員にまでなっちゃったんですか!?

Ry-lax:
登りつめました!笑
初めはCHARIくんにダンス審査員の話があったみたいなんですけど、「僕にダンスをジャッジするほどのあれはないですー(DJ CHARIのモノマネしながら)」って言ってたんで、じゃあ、俺やるよ!ってなって。

レペゼン:
モノマネうまいっすね!www
ちょっとドラえもんっぽさもあるけど!w

Ry-lax:
いや、もはや同じですよね。容姿もそのままですからね。www

レペゼン:
容姿もってwwwこれ書いていいのかなw
ちなみに北海道にいた時は北海道でレコーディングしてたんですか?

Ry-lax:
そうですね。北海道で撮って、東京の事務所に「ギガファイル便」でデータ送って、チェックしてもらって、フィードバックもらって修正して…みたいな感じで1曲出来上がるのにすごく時間かかってましたね。

レペゼン:
大変そう…

Ry-lax:
東京にいれば、スタジオで一気にできるやつが、1週間かかったりとか、やりにくさはありましたね。1個出すのにテンポよく出せなかったですね。あとは、北海道にいると、東京に向けて情報を出しにくくて。逆に東京は全国に向けて情報出せるんで。

レペゼン:
なるほど。なんかリアルですね。東京のメリットも大きいわけですね。

Ry-lax:
それは感じますね。ただ違う形で、地元を盛り上げて行きたいですね。例えば地元に帰ってライブするとか。

レペゼン:
なるほど。そういう形で地元とは関わっていけますもんね。
話は変わりますが、これまでで、やばかったコラボ相手は誰ですか?

Ry-lax:
Yo-Seaですね。歌声聴いてわかると思うんですけど、他にあんまりいない感じですよね。今のシーンに必要な感じかなと思いました。

レペゼン:
必要とは?

Ry-lax:
なんていうか、ヒップホップ以外のシーンとヒップホップとの架け橋的な感じで俺は見えましたね。

レペゼン:
うおー!なるほど!確かにそんな気がする!
では、そのほかで仲のいいラッパーは?

Ry-lax:
Yo-Seaもそうだし、T-PABLOWとかBAD HOP周りとかかな、同い年だし。あと、Normcore Boyzも仲いいですね。かわいい後輩って感じで。

ストリートについて思うこと

レペゼン:
今のストリートシーンをどう思いますか?

Ry-lax:
どんどんメディアに食い込んで言ってるから、ストリートが良い意味で、ストリートじゃなくなるんじゃないかなーって思いますね。残るものは残るけど、出していいものはどんどん出していけばいいと思う。

レペゼン:
確かに、少しずつ”出る”ことが多くなりましたよね。

Ry-lax:
そういう意味では、”モデル界隈の人たちで、特にヒップホップのカルチャーが好きな人”とかが結構大事になってきますよね。

レペゼン:
お!それは拡散力って意味ですか?

Ry-lax:
そうです。モデルとか芸能人って拡散まじ強いじゃないですか。SNSで「この曲聞いてます!」って言ったらみんな聞くだろうし。その時にヒップホップをチョイスして、インスタやなんかで拡散してくれるようになったら、さらにシーンが広がるかなーと。そういう人たちが、シーンを広げるキーマンみたいな存在になり得るんじゃないかなーと。

レペゼン:
なるほど。そう言ったモデルさんは、ストリート、ヒップホップと関係ないフォロワーもたくさんいますからね!

Ry-lax:
ヒップホップシーンと関係ない人たちとのパイプとして、結構強い存在になってくるんんじゃないかなーと。

レペゼン:
たまにそういう拡散を見ると嬉しいですもんね!

Ry-lax:
ですね。もしくは、今まで好きだったけど、周りからの見え方的にあまり出してこなかった人が、ようやく出せる世の中にはなって来たのかなー

レペゼン:
本当に広がってきている実感はいろんなところで感じますよね。

ストリートでの稼ぎ方

レペゼン:
では、このそんなヒップホップやストリートの世界で稼いで行くには?

Ry-lax:
売れるしかないです。曲を出して、味方をつけて、その味方に刺さる曲を当てて行くだけですね。その繰り返しですね。曲を出すたびにその味方を増やして行くことですね。減らしたら意味ないので、そこは難しいですけどね。

レペゼン:
ラップで、「よし、これいけるぞ!」って感じたのはどれぐらい時期ですか?

Ry-lax:
EPを出した時かなー。あと、上京決まった時とか。

レペゼン:
なるほど。味方がついたって言う実感があったんですか?

Ry-lax:
そうですね。BCDMGにも入れたし。

レペゼン:
確かに。曲を作る以外で、売れるために必要な要素はありますか?

Ry-lax:
人との繋がりは一番デカいかもですね。
ずば抜けてやばくない曲でも、フックアップする人によっては、ドカンと売れることがある世界だと思うんですよ。だから、誰が見てるかわからないよってことは、常に頭においてますね。

レペゼン:
そんんな人たちとつながるにはどうしたらいいですかね…?

Ry-lax:
外(クラブ)に出るしかない!ってことですね。結論。
もちろん「遊びに行く」っていうのが大前提なんだけど、結果的に、繋がりが増えて、特をすることが多いと思います。そこは貪欲に出していいと思うし。

レペゼン:
なるほど。

Ry-lax:
楽曲のインスピレーションも受けるし、繋がりもできるし。ほんと外出た方がいいっすね。
もうすぐ、NORIKIYOさんとかAKLOさんとやってる、「Temptation remix」のMVが世にでるんですけど、その2人と繋がったのもやっぱり現場でしたね

レペゼン:
その2人と繋がってるのもすごいですよねー!

Ry-lax:
NORIKIYOさんは旭川に来てくれたタイミングでライブを見に来てくれて、「いいねー!」って言ってくれたから、「いつか東京行くんで曲やってください!」って話をして繋がってた感じですね。

レペゼン:
すごい!

Ry-lax:
AKLOさんはRENE MARSくんが、仲良くて。お互いラテン系のどっかの出身ってことで、Agehaかどっかで意気投合したみたいなんですけど。
それで今回Remixやるからって2人にお願いしたら、「俺らも若いやつとやれるの超アガるよ!」って気持ちよく受け入れてくれて。

レペゼン:
外に出るって、いいことばかりですね!!

Ry-lax:
ほんとそうっすね。

座右の銘、今後の展望、告知

レペゼン:
座右の銘を教えてください。

Ry-lax:
「やりたいことのためだったら、やりたくないことはやってもいい。」です。
別に我慢しろって意味じゃなくて、やりたくないことが、やりたいことをやるためにプラスになることだったら、やったほうがいいよ、っていうことですね。

レペゼン:
自分でもそういう経験して来たんですか?

Ry-lax:
そうですね。いつもそうしてます。
目の前の嫌なことでもやることで、その先が伸びるんだよねーって思えばやるようにはしてるっす。何もプラスにもならないやりたくないことは、本当にやらなくていいと思う。だけど、やりたいことにつながるんだったら、本当にやったほうがいいと思ってます。

レペゼン:
なるほど。なんか、すごくポジティブな言葉ですね!今後はどんな活動をして行くんですか?

Ry-lax:
ソロフルアルバムを作ってるんですけど、それがどう転ぶかが楽しみですねー

レペゼン:
いつ出す予定なんですか?

Ry-lax:
まだ未定だけど、夏前には出したいなーと。5月とか6月に出せればなーって感じっすね。

レペゼン:
楽しみにしてます!

Ry-lax:
あと、俺はさっきダンスが好きって言ったように、ヒップホップってラップだけがヒップホップじゃないと思ってるから、それを全部つなげたいですね。ダンサー、DJ、シンガー、とか。

レペゼン:
なるほど。

Ry-lax:
ヒップホップっていうと、多分ひとこと目に出てくるのはラップだと思うんですよ。ヒップホップって聞いて、一発目にDJって答える人は少ないと思う。だから、それを全部フラットにしたいっすね。だから、ライブでバックダンサーつけるし、全部一つに魅せれたらなーっていう。

レペゼン:
それを叶えるために、自分から行動してるってのがすごいです。
では、最後に告知はありますか?

Ry-lax:
WREPで毎週水曜日の17時からメインパーソナリティやってるから聞いてください!
あとは、この辺のイベントですね!

2月23日 Ramble
3月15日@R-LOUNGE RENE MARS&Ry-lax
3月29日@中目黒solfaソロライブ

作ってるソロフルアルバムもお楽しみに!

レペゼン:
チェックします!今日はありがとうございました!

 

ヘッズとして我々がアーティストを見るのは、ステージやMVの中がほとんどで、彼らが日々どんな生活を送り、どんな努力を続けているかは見えにくい。今回のRy-laxへのインタビューでわかったことは、彼らも我々と同じように夢を持っていて、努力をしている人間であるということ。ただ、その夢を愚直に追う行動力こそがまさに”アーティスト級”なのだ。もちろん才能もあるのだろうが、Ry-laxの人間臭い人柄を目の前で体感すると、我々にも世界を変えられる力があるかもしれないと感じることができた。ストリートはまだまだ楽しくなりそうだ。

前編を読む→

▼Ry-lax
Instagram:re_lax_bcdmg

Interview:ABE HONOKA
Writer:中崎史菜

 

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