Interview

2018.7.12 Thu

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レペゼンインタビュー:DJ CHARI & TATSUKI ヒップホップシーンへの想い

現在の現場をどう思い、若手に何を期待するか。

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前編で語られた二人の出会いと、ヒット曲「ビッチと会う」に込められた思い。まるでBPMが揃っているかのような彼ら二人のセッションをみて、ヒットの理由を知ることができた気がした。
後編の今回は、ヒップホップシーンで活動し続けるDJ CHARIDJ TATSUKIから見た、”現場”について語ってもらった。
今のシーンをどう思うか?うまいDJの基準とは?若手に期待したいことは?
そして、彼ら自身の半生についても「人生グラフ」で振り返ってもらった。
前編はこちら

ヒップホップシーンについて

レペゼン:
今の東京のヒップホップホップシーンをどう思いますか?

DJ TATSUKI:
カルチャー自体が広がって、若い人が増えて、自分がDJしてても今までで一番楽しいって感じてますね。
ただ、俺らがDJ始めた頃は、例えば宇田川町に行けば、好きなラッパーが働いてたりなんかで、渋谷に出れば誰かしらに出会えたり、コアでちょっと怖いぐらいの人がもっと多かったんですけど。
それがたまに懐かしくて。笑
それはそれでよかったなーって思う時はありますね。

DJ CHARI:
昔が正解ではないし、今がすごくいいんだけどね。その気持ちはわかる。
今はヒップホップの中でも、ジャンル分けされちゃっていて。昔は、ここに行けばみんないるみたいな場所があったもんね。

DJ TATSUKI:
でも、とにかく、今DJ始めてから今が一番楽しいです!

レペゼン:
今が楽しいと感じる理由はなんですか?

DJ TATSUKI:
DJ始めた12年前から、楽しかったし、盛り上がってたんだけど、それがずーっと積み重なって、お客さんが盛り上がれる環境ができたと思うんですよね。ずーっと楽しかったけど、積み重なった結果、今が一番になってるっていう良い流れですね。
実際、俺らがやってることって、実は昔も今も変わってないんですよ。でも、積み重なった結果、お客さんたちみんなが盛り上がれるようになってきたのは、やってる俺らにとっても大きいですよね。

DJ CHARI:
現場では日本語ラップもかけやすくなったもんね。
日本語の方が盛り上がることあるし。

DJ TATSUKI:
うん。

レペゼン:
では、もっと欲を出して…笑
もっとシーンがこうなればいいのに、って思うことありますか?

DJ CHARI:
今のシーンってUSにより近くなったというか、USと差がなくなってきてるって感じるんですよね。
例えば、USシーンって、XXLFresh Manを見たときに、Lil Pumpリル・ポンプ)みたいにほんの1年前に出てきたやつが、今の最前線にいる。1年で全部持っていけるみたいな世界ですよね。
でも最近では日本のシーンでもJP THE WAVY(ジェイ・ピー・ザ・ウェイビー)君みたいに1年で持っていける子が出てきてて、若い子が、バンっ!て売れることも可能になってきてて…

DJ TATSUKI:
そうそう。
だから、こうなったらいいっていう改善点はないんですけど。もっともっとUSみたいになったらいいなと思いますね。

DJ CHARI:
なると思いますしね。そんな風に。
若い子が、1年で持ってけるんだ!って思える環境になると良いですよね。

レペゼン:
確かにー!日本ももっとそうなってほしいですね!

DJ TATSUKI:
年長者のDJとかが、若い子の活躍をプッシュしたり、引っ張ってあげたりとかっていうのがもうちょっと増えてきたら、もっと盛り上がるかなと思うんですけどねー

レペゼン:
しかしながら、どこの世界もそうだと思うんですが、上の人たちって居座って退かないというか、どっちかというと「俺を超えてこい!」的な感じで、若い人たちへのケアまではしてくれない人が多いんじゃないですか?

DJ TATSUKI:
そうかもしれないですね。
上の人の存在も大きくて、背中を見て若手が育つっていう意味ではどっちも必要なんでしょうけど。
でも俺らはそうしたくないって思いますね。
俺らはちょうど上と下の狭間のそんなことを考える世代なんですかね。笑
とかいいなが、俺が全然退かないオッサンになったらどうしよう。笑

レペゼン:
DJは長く続けられるし、貫禄みたいなのが出てくるし、おじさんたちもかっこいいですもんね。笑

DJ CHARI:
先輩たちも若い子の感覚について行けないって感じる瞬間が多くなってきてると思うんですよね。
それぐらい最近の若手は本当にすごくて。だからこそ、USは10代の子がトップ取れるんですよね。
ヒップホップって新しい感覚どんどん入れていかないと、自分が負けちゃうと思うんですけど、でもその若い子にしかない感覚を、貫禄のある先輩ほど取り入れるのって難しいと思うんですよ。
だから、先輩たちも若い子たちを見ながら、「どうしよう!」って焦ってると思います。

レペゼン:
本当にその通りですよね。ってことは、大御所をキープし続けられる人は、若い子にも寛容で、実はプッシュしてくれているってことなんですかね。

DJ CHARI:
若い子からもどんどんプロップスを得ないと引き離されちゃうと思います。どんなに上の人でも、それを取り入れないと、残っていられないでしょうね。
俺も、日本語ラップにおいては、どんどん若い子をチェックしてるし、現場でも若いDJたちの選曲をチェックするようにしてます。

レペゼン:
DJで気になる人いますか?

DJ CHARI:
気になるっていうか、見ててやばいなーと思うのはMARZY君でしょ笑

レペゼン:
すごいですよね!

DJ CHARI:
でもあれだけ何かで飛び抜けると、注目は集まるじゃないですか。
そういうことを若い子たちはどんどんしていかなきゃいけないですよね。

レペゼン:
その通りですねー

DJ TATSUKI:
だからと言ってMARZY君みたいなやつが増えすぎたらそれはそれできついんだけど!笑

DJ CHARI:
確かに笑
とにかく、暴れるとかじゃなくていいから、何か一つ飛び抜けてることですね!笑

 

うまいDJとは?

レペゼン:
DJ目線で見たときに、このDJいいなっていう要素はどこにありますか?

DJ TATSUKI:
俺がいいなって思うのは楽しそうにやってる人ですね。
それが結局一番現場が盛り上がるんだと思います。

DJ CHARI:
お客さんをロックしてて、さらに自分の色を出せてて、この人やってるなー!っていう「やってる感」が大事だと思います。
色がある人がいいですよね。

レペゼン:
イベントによっては人がいない時間帯とかもあると思うんですけど、テンションはキープできますか?

DJ TATSUKI:
もういかにテンションを上に持ってくかですよね。
だから、自分の好きな曲をかけまくったり、そういうことしますね。
一回テンション下がっちゃうともうやばいんで!笑
あとは酒に逃げるやり方もありますね。笑

DJ CHARI:
結構酒にも逃げますね。笑

レペゼン:
ラッパーで気になる存在はいますか?

DJ CHARI:
俺ら新しいシングルを出したんですけど、コラボしたのがNormcore Boyzノームコア・ボーイズ)っていう子らで。
本当にやばい。超かっこいい。まだ10代で、確か高2ぐらいだよね。

DJ TATSUKI:
そうそう。マネジメントの動きとかもしてて、すごいしっかりしてるし。

レペゼン:
そうなんですね!新しいシングル「Dance On Me Feat. Young Dalu, OSAMI, Night Flow Mike & Hideyoshi」をチェックすればそのやばさがわかるってことですね?

DJ CHARI & DJ TATSUKI:
その通りです!!

 

人生グラフ

レペゼン:
最後に「人生グラフ」の記入をお願いします!
※人生グラフとは、生まれた時から現在までの人生の「ポジティブ」な時期と「ネガティブ」な時期を折れ線で表すグラフである。

レペゼン:
ではTATSUKIさんからどうぞ!!

DJ TATSUKI:
・15歳が高1でモテ期
・17歳がDJ始めて毎日楽しい
・そのままDJでMIX CD出したりとかして毎日楽しくて↑
・24歳ぐらいで私生活の乱れでDJ集中できなくなって↓
・最近はアルバムリリースしたりして、毎日楽しい↑

って感じです。

レペゼン:
私生活の乱れってなんかあったんですか?笑

DJ TATSUKI:
色々悪いことが重なった時期があったんですよ。

DJ CHARI:
そうだったね。

レペゼン:
では次にCHARIさんお願いします。

DJ CHARI:
・中3ぐらいでヒップホップに出会って、そっからもうヒップホップ大好きで↑
・そのまま16歳でターンテーブル買って浜松でDJをし始めて↑
・上京してTATSUKIと出会って↑
・ACE TIME(MIX CD)出して、ACE TIME2までは出すんだけど↑
・それ以降出さず、クラブDJをやりすぎて、こなすだけになっちゃてて↓
・こなすだけじゃなくてそれを残して形にしていかないとダメだよってノブさんに言われて、BCDMGに加入して↑
・そっから作品とか色々出して、アルバムまで行くっていう↑

ずっといい調子です。

レペゼン:
すごい、マイナスが一つもない…笑
二人とも現状がMAXじゃないってことは、まだこれから上がって行くってことですね??

DJ CHARI & DJ TATSUKI:
そうですね。上がっていきたいです!

レペゼン:
我々ヘッズもお二人の活躍を期待しています!

 

新曲「Dance On Me Feat. Young Dalu, OSAMI, Night Flow Mike & Hideyoshi」に対する想い

レペゼン:
では最後に新曲「Dance On Me Feat. Young Dalu, OSAMI, Night Flow Mike & Hideyoshi」リリースに対する想いを聞かせてください。

DJ TATSUKI:
夏の夜に合った曲になっているのでぜひ聴いてみてください。これからも楽しんでもらえる曲をたくさんリリース出来るように頑張ります!

DJ CHARI:
新曲「Dance On Me」は今注目のTokyo Young VisionのHideyoshi、 Young Dalu、OSAMI、Night Flow Mikeを迎え、トラックは同い年のZOT on the WAVEです!
是非チェキお願いします!DJの皆さんはCLUBで是非かけてもらえると嬉しいです!ミュージックビデオもカミングスーンなのでお楽しみに!
(i Tunesはこちら

レペゼン:
本当にかっこいい曲です!!
インタビューにご協力いただきありがとうございました!

 

華やかに見えるヒットの裏には、12年間蓄積されたヒップホップへの愛と、シーンに対する熱い想いが隠れていた。
その思いがあれば、日本のヒップホップシーンもUSのようにチャンスに溢れたより良い環境になるのは間違いない。
そして彼らがそれを率先して引っ張って行く存在であるのだろうと感じることができた。
まだまだ上を目指すその視線の先と、彼らの活躍は比例するだろうし、そこにシーンの盛り上がりもリンクするとなんと嬉しいことだろう。
あなたも、ニューリリースの「Dance On Me Feat. Young Dalu, OSAMI, Night Flow Mike & Hideyoshi」をぜひチェックして、彼らの出演イベントにはぜひ顔を出して見て欲しい。

 

前編を読む

 

DJ CHARI instagram:djchari
DJ TATSUKI instagram:djtatsuki
ニューシングル「Dance On Me Feat. Young Dalu, OSAMI, Night Flow Mike & Hideyoshi」のダウンロードはこちら

 

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